Ku Salon Charter

Ku Salon憲章

Ku Salon は、経済に長けた実践者が「文化を見る目」を対話で育てる、招待制のサロンです。この憲章は、その対話の質を守るために会員の皆さまと Ku が交わす約束です。

Three Promises

毎回はじめに確かめる、3つの約束

I

経験で語る

評価せず、否定せず、マウントしない。

第三条へ
II

ここでの話は、ここに置く

学びは持ち帰り、誰が話したかは持ち出さない。

第四条へ
III

売り込まない

この場を、自分の商談に使わない。

第六条へ

前文

この憲章は、人を縛るためではなく、安心して本音を語れる場を守るためにあります。

  • 適用範囲:サロン本編、懇親会、サロン主催の視察・特別企画、会員向けのオンラインコミュニティなど、Ku Salon のすべての場に適用します。
  • 対象:会員、オブザーバー・パートナー(協賛企業・協業先)、ゲスト、登壇者、運営メンバーの全員に等しく適用します。
  • 同意:入会・初回参加の前に本憲章をお読みいただき、同意のうえでご参加ください。
  • 会員規約との関係:会費・お支払い・契約期間など金銭と契約に関する事項は「Ku Salon 会員規約」が優先します。場の運営と作法に関する事項は本憲章に従います。
  • 判断の主体:本憲章の運用と判断は、Ku Salon 運営委員会(第九条)が行います。

第一条 ミッションと大切にすること

文化を見る目を、経営の力に。

文化を見る目を持つ経営者=文化的経済人のコミュニティをつくり、日本の文化を未来につなぐ運動の起点となること。それが Ku Salon のミッションです。

歴史上のルネサンスを生んだのは、思想と資本と技術、そして人が集い語り合う「サロン」でした。Ku Salon はその現代版を目指します。だからこそ、対話の質がこの場の価値そのものです。

  1. 触れる ― 二次情報ではなく、作品・つくり手・現場という一次情報に謙虚に向き合う。
  2. 語る ― 知識や肩書きではなく、自分の経験と感じたことを、自分の言葉で語る。
  3. 育てる ― 他者の見方を否定せずに聴き、二項対立ではない「第三の見方」をともに育てる。

人は、聴かれた分だけ話せる。

第二条 開催日程とフォーマット

月1回、平日の 18:00〜20:00 に開催します。20:00 以降は、作品に囲まれた懇親会(任意参加)です。

回日程時間備考
第1回2026年9月29日(火)18:00〜20:00Founding 回(参加無料)
第2回2026年10月28日(水)18:00〜20:00—
第3回2026年11月18日(水)18:00〜20:00日程変更の可能性があります
第4回2026年12月23日(水)18:00〜20:00—
第5回2027年1月27日(水)18:00〜20:00—
第6回2027年2月24日(水)18:00〜20:00—
第7回2027年3月24日(水)18:00〜20:00日程変更の可能性があります

会場・登壇者は、会員の皆さまへ個別にご案内します。

  • 基本の流れ:チェックイン → 講演 → 対話 → 講演 → 対話 → ラップアップ → 懇親会
  • 日程の変更:決定した日程を変更する場合は、原則として2週間前までに Ku からお知らせします。会員個人のご都合による日程変更は行いません。
  • 2026年内はならし期間:12月まで(第1〜4回)はソフトローンチ期間です。第五条の出席ルールは記録のみとし、措置は2027年1月から適用します。対話の作法・守秘・営業禁止は第1回から適用します。

第三条 対話の作法

対話の場では、自分の経験と感じたことだけを語ります。

他者を評価・否定したり、優劣をつけたりする発言は「作法違反」とします。

守ること

  1. 「私は〜と感じた」「私の経験では〜」と、主語を自分にして語る。
  2. 最後まで聴く。途中で遮らない、まとめない。
  3. 「わからない」「ついていけなかった」も立派な学びとして歓迎する。
  4. 異なる見方は「私には別のものが見えた」と、自分の経験として添える。

作法違反の例

類型具体例
マウント肩書き・資産・購入額・人脈・知識量で優位を示す(「その作家なら私は何点も持っている」「そんなのは常識だ」)
否定・評価他者の考えや美意識を、自分の主観で否定・採点する(「それは違う」「浅いね」)
頼まれない助言求められていないのに「こうすべき」と指導する
場の占有話を遮る、独演で時間を占める、話題を自分の事業に引き寄せ続ける
  • 講演への質疑は別扱い:登壇者への知識的な質問・確認は歓迎します。この作法は、会員同士の対話と、他者の考えへの反応に適用します。
  • 懇親会も対象:お酒の席でも同じ作法を守ります。
  • 場守(ばもり):各回、運営が指名する「場守」が作法を見守ります。「今のは作法に触れました」という声かけは、責めるものではなく場を整える合図です。声かけを受けたら、言い直して対話を続けてください。
  • 申告:その場で伝えにくいときは、後日、運営事務局へ個別にお伝えください。申告者の名前は、本人の同意なく開示しません。

参加者の心がけ

  • 自分の現場を持ってくる:一般論ではなく、自分の経営・人生の具体を語ります。「自分の事業ならどうか」を引き寄せることが、学びを資本に変えます。
  • 作品と場への敬意:会場は作品が並ぶギャラリーです。作品には許可なく触れず、飲食は案内された場所で。作品やつくり手を語るときも、批評ではなく「自分にはどう見えたか」を語ります。

第四条 守秘と記録

学びは持ち帰り自由。「誰が何を話したか」は持ち出さない。

これが守秘の原則です。退会後も変わりません。

守秘の2段階

区分扱い適用条件
通常内容は持ち帰ってよい。発言者が特定される形では外に話さない宣言がない限りこちら
「ここだけ」その場限り。会員同士でも後日話題にしない。録音・レポートにも残さない発言者が「ここだけの話です」と宣言

外に出してよいか迷ったら、出さない。公開されている情報か不明なものは、守秘の対象として扱います。

運営による記録と外部発信

  • Ku は対話を録音し、会員限定のサマリーレポートとしてお届けします。録音は運営のみが行い、管理します。
  • Ku がサロンの内容を記事・連載・SNS 等で外部に発信するときは、登壇者の講演内容を中心とし、会員の発言は個人・会社が特定されない形に加工します。
  • 会員の実名・顔写真・発言を特定できる形で使う場合は、必ず事前にご本人の同意をいただきます。

会員の記録・発信

  • 会員による録音・録画は禁止です。メモは紙・端末とも自由です。
  • 作品や会場の撮影は可能です。他の参加者が写る写真は、ご本人の同意なく外部に出さないでください。
  • SNS では、参加したことと自分の学びは発信できます。他の参加者の名前・発言・写真は、同意なく載せないでください。

第五条 出席のルール

欠席そのものは問いません。

問題とするのは、場の設計を崩す「当日キャンセル・無断欠席・遅刻」の繰り返しです。少人数の対話は、出席者に合わせて卓と問いを組むためです。

区分定義カウント
事前の欠席連絡開催前日 18:00 までに運営事務局へ連絡対象外
当日キャンセル前日 18:00 以降の欠席連絡1回
無断欠席連絡なく欠席2回分
遅刻・早退開始時刻から15分以上の遅れ、またはラップアップ前の退席0.5回

累計と対応(会員期間1年ごとに集計し、更新時にリセット)

  • 2回:運営から状況を伺うご連絡(注意ではなく、参加しやすい形を一緒に考えるためです)
  • 3回:運営委員会との面談。継続のご意向を確認します
  • 4回以上:次期更新の見送り、または第七条の手続きによる退会のお願い

年間の出席が開催回数の半分に満たない場合は、罰則ではなく、更新前に運営と関わり方を話し合う機会を設けます。

カウントしないもの:災害、公共交通機関の運休や大幅遅延、ご本人・ご家族の急な体調不良やご不幸。理由の詳細や証明は求めません。欠席した回は、サマリーレポートで内容を追うことができます(代理出席・他の回への振替は行いません)。

第六条 営業・勧誘と会員間取引

サロンの場を、自分の商談の場にしない。

これは守秘と並ぶ、信頼の土台です。

  • サロン・懇親会・会員向けコミュニティでの、自社の商品・サービスの営業、投資・出資の勧誘、他団体への勧誘を禁じます。
  • 会員名簿や場で知った連絡先を、営業リストとして使うことも禁じます。
  • 自分の事業を経験として語ること、自己紹介で事業を伝えることは問題ありません。
  • 会員同士が自然に関係を育て、場の外で取引を始めることは妨げません。ただし、会員間取引は当事者間の責任で行い、Ku は関与・保証しません。取引上のトラブルはサロンの場に持ち込まないでください。
  • Ku およびパートナーギャラリーによる作品・作家の紹介は、文化体験の一部として行います。購入は任意であり、購入の有無が場での扱いや発言の重みを左右することはありません。
  • 登壇者・ゲストへの個別のお仕事の依頼は、運営事務局を通してください。

第七条 違反時の措置

措置は「合図 → 面談 → 退会のお願い」の3段階です。罰金は設けません。

ただし、場の信頼を根底から損なう重大違反は、1回で除名の対象とします。

通常の違反(作法違反・出席・軽微な営業行為)

段階こんなときKu が行うこと
① 合図場守がその場で声かけしたとき記録のみ。措置なし
② 面談合図が会員期間内に3回に達したとき、または他の参加者からの申告を運営委員会が事実確認し、作法違反と認めたとき運営委員会が個別に面談し、事実と期待を書面で共有
③ 退会のお願い面談後、同会員期間内に合図がさらに2回、または申告による作法違反が再度認められたとき運営委員会の決定により除名

重大違反(1回で除名の対象)

  • 守秘違反:発言者が特定される形での外部漏洩、「ここだけ」の話の持ち出し、無断の録音・録画
  • ハラスメント:人格攻撃、威圧、差別的言動、性的な言動、場外でのつきまとい
  • 会員名簿を使った営業・勧誘、投資・マルチ商法等への勧誘
  • Ku・パートナー・他の会員の信用を著しく損なう行為
  • 反社会的勢力との関係、入会時の虚偽申告、会費の未払い(会員規約による)

その他の措置

  • 更新のお断り:個々の違反に当たらなくても、複数の参加者からの申告が続くなど場の維持に支障があると運営委員会が判断した場合は、面談で理由をお伝えしたうえで次期の更新をお断りすることがあります。
  • 包括規定:上記に準じる行為で、場の安全と信頼を著しく損なうものは、運営委員会が同じ手続きで判断します。

手続き

  1. 申告・場守の記録
  2. 事実確認・関係者ヒアリング
  3. ご本人の説明機会
  4. 運営委員会で決定
  5. 書面で通知
  • 決定の前に、必ずご本人に説明の機会を設けます。
  • 重大違反の疑いがあるときは、確認が終わるまで次回以降の参加を一時停止できます。
  • 通知では決定と該当条項をお伝えします。申告者や他の会員を守るため、申告者名や調査の詳細は開示しません。
  • 再検討のお申し出は、通知から14日以内に1回に限り受け付け、その結論を最終とします。
  • 除名時は、支払済みの会費を返金しません(詳細は会員規約によります)。

第八条 入会・ゲスト・休会・退会

項目ルール
入会招待制。運営委員会が審査します。既存会員のご紹介がある場合は審査を簡略化できます。入会時に運営から本憲章の要点をご説明し、同意をいただきます
ゲスト1名につき1回まで参加できます。継続には入会審査を経ます。紹介者は、参加前に本憲章をゲストへ共有してください
オブザーバー・パートナー協賛企業・協業先の方。対話への参加形式は回ごとに運営がご案内します。作法・守秘・営業禁止は会員と同じく適用されます
休会出産・育児、介護、療養、海外赴任などで、最長6か月休会できます。休会中は出席カウントの対象外です。会費の扱いは会員規約に従います
退会契約期間の途中での退会はできません。更新しない旨をご連絡いただくことで、契約期間の満了をもって退会となります(詳細は会員規約によります)。最終回に一言ご挨拶いただく機会を設けます(任意)
除名第七条の手続きによります
再入会ご自身の都合で退会された方は、通常の入会審査で再入会できます。除名された方は、1年経過後に運営委員会が判断します。守秘違反・ハラスメント・反社会的勢力との関係による除名の場合は、再入会できません

退会・除名の後も、第四条の守秘の義務は続きます。

第九条 運営委員会と憲章の改定

運営委員会

  • Ku が指名する3名以上(サロンのプロデューサー、運営責任者、ファシリテーター)で構成し、入会審査・違反対応・憲章の解釈を行います。
  • 決定は過半数で行います。当事者と近い関係にある委員(紹介者・取引先など)は、その件の判断に加わりません。
  • 本憲章に定めのない事態は、第一条のミッションと場の安全を基準に委員会が判断します。

改定

  • 年1回、会員の声を聞く機会を設けて見直します。会員はいつでも改定を提案できます。
  • 改定は運営委員会が決定し、施行の14日前までに会員へお知らせします。

制定:2026年9月(第1回サロンより施行) 株式会社Ku Ku Salon 運営委員会